洗濯代行で
洗えるもの・洗えないもの
バッグに何を入れてよいのかは、申し込む直前にいちばん迷うところです。品目を丸暗記する必要はありません。洗濯表示の2つの記号を見るだけで、ほとんどの衣類は自分で判断できます。ここでは判断の順番と、迷いやすい衣類の扱いを整理します。
2026年8月22日公開
ここで扱うのは洗濯代行に共通する考え方です。品目ごとの受付可否はサービスによって違います。「扱えないことが多い」と書いたものも、相談すれば受けてもらえる場合があります。最終的な可否は各社の公式ページで確認してください。
洗濯代行が前提にしている衣類
洗濯代行は、預かった衣類を業務用の洗濯機で水洗いし、業務用の乾燥機で乾かして、たたんで返すという流れで動いています。1点だけ別の洗い方をすることは想定されていません。
ここから、入れてよい衣類の条件が決まります。
- 家庭で水洗いできること
- 回転式の乾燥機にかけられること
- まとめて洗われても困らないこと
この3つを満たすのが、いわゆる普段着です。逆にいえば、水洗いできない衣類やシワなく仕上げたい衣類は洗濯代行の対象外で、クリーニングの領域になります。境目については宅配クリーニングとの違いで扱っています。
洗濯表示で見分ける2つの記号
衣類の内側に付いているタグの記号を見ます。記号は全部で5種類ありますが、洗濯代行に出せるかどうかをまず左右するのは次の2つです。
1. 桶(洗い桶)のマーク
家庭での水洗いができるか
入れてよい
桶のマークは水洗いができることを表します。中の数字は洗える上限温度、下の線は「弱く洗う」「非常に弱く洗う」という処理の強さです。線が付いているものは、業務用の洗濯機の機械力では傷むことがあります。
外す
桶に × が付いていたら家庭洗濯はできません。この衣類はバッグに入れられません。桶に手が描かれた記号は手洗いのみを表し、洗濯機は使えません。
2. 四角の中に丸のマーク
タンブル乾燥(回転式の乾燥機)にかけられるか
入れてよい
丸の中の点は乾燥の上限温度です。1つなら低温(約60℃まで)、2つなら高温(約80℃まで)を表します。点が1つの衣類を高温で乾燥させると縮むことがあります。
外す
この記号に × が付いていたらタンブル乾燥できません。洗濯代行は乾燥機での乾燥を前提にしているため、入れないでください。
現在の洗濯表示は国際規格に合わせた記号で、意味は日本国内で統一されています。記号の一覧は消費者庁が公表しているため、手元のタグと見比べたい場合はそちらを確認してください。
覚えるならこれだけ
桶に × が付いていたら出せない。四角と丸に × が付いていたら出さないほうがよい。この2つを満たすものだけをバッグに入れれば、まず失敗しません。
普段出すものの目安
実際にバッグの中身になるのは、次のような衣類です。
Tシャツ・カットソー
洗濯代行の中心。綿中心のものが向きます。プリントや装飾のあるものは表示を確認してください
肌着・靴下
枚数がかさむため、まとめて出すほど効率がよくなります
タオル
重量が出やすいので、kg制限のあるプランでは容量を圧迫します
パジャマ・部屋着
綿素材が中心なら問題になりにくいものです
デニム・綿パンツ
重量があります。色移りが気になるものは事前に確認を
ワイシャツ
洗えますが、たたんで返るためシワは残ります。プレスが必要ならクリーニングへ
下着については、他の利用者の衣類と一緒に洗われることに抵抗があるかどうかで判断が変わります。自分のバッグだけで洗うことを公式に確認できたのは16サービスです。選び方は個別洗いの記事にまとめています。
バッグに入れる前に外すもの
次のものは、まとめ洗いと乾燥機の工程に向きません。洗濯表示を見る前に、この分類だけで外せます。
スーツ・ジャケット・コート
水洗いに向きません。多くが洗濯表示でも家庭洗濯不可です
ウール・カシミヤのニット
水洗いと乾燥機で縮みます。タンブル乾燥不可の表示が付いていることがほとんどです
シルク・レーヨンなどのデリケート素材
水と熱で風合いが変わります
革製品・ダウン・装飾の多い衣類
まとめ洗いの工程では扱えません
型崩れさせたくない衣類
洗える表示でも、まとめ洗いと乾燥機で形が変わることがあります。大切なものは自分で洗うほうが確実です
ひどく汚れたもの・においの強いもの
他の衣類と一緒に洗われるため、受付を断られる場合があります
衣類そのもの以外に、ポケットの中身を出す・ベルトや取り外せる装飾を外すことも確認してください。ティッシュや小銭が入ったまま洗われると、バッグ全体に影響します。
油汚れのある作業着について
油汚れは他の衣類に移るため、通常のバッグに入れないのが原則です。ただし油汚れに対応していることを公式に明記しているサービスもあり、掲載23サービスのうちPOST WASH・オーサムウォッシュで確認できました。仕事着を継続して出したい場合は、こうしたサービスを最初から選ぶほうが確実です。
判断がつかないものはどうするか
表示を見ても迷うもの、表示が切り取られているもの、思い入れがあって失敗したくないもの。こうした衣類はバッグに入れないのが確実です。洗濯代行に出すのは「万一傷んでも生活に支障が出ない普段着」に留め、それ以外は自分で洗うかクリーニングへ回します。
そのうえで、どうしても出したいものがある場合は申し込む前に問い合わせてください。布団や毛布などの寝具は通常のバッグとは別のサービスとして扱われることが多く、ここで比べているプランとは条件が違います。各サービスの受付条件と公式ページはサービス一覧から確認できます(データ確認日 2026年8月4日)。


